Dentures

入れ歯

Dentures

入れ歯(義歯)とは

残念ながら、失った歯は取り戻せません。けれども、歯はなくてはならない大切なものです。入れ歯という形で、お口にフィットする新しい「歯」を手に入れてはいかがでしょうか。保険診療・自由診療のどちらでも、患者様と一緒に作り上げていきます。
入れ歯は、すべての歯を補う「総入れ歯」と、まだご自分の歯がある方に向け失った分を補う「部分入れ歯」とがあります。そのどちらにも保険診療と自由診療の選択肢があり、患者様のご希望や価値観に応じて選んでいただけます。主な違いは、製造工程と使用する素材です。耐久性や装着感なども異なるため、詳しくはご相談時に丁寧にご説明いたします。

保険の入れ歯と
自費の入れ歯の違い

保険の入れ歯と自費の入れ歯には、見た目や素材以外にも大きな違いがあります。多くの方が素材の差に注目しがちですが、実際に装着感や快適性を左右するのは、製作工程の丁寧さと時間のかけ方です。

自費の入れ歯では、口の中の複雑な動き――舌や頬、唇の圧力、飲み込むときの筋肉の動きまでを細かく再現する必要があります。そのため、専用の高精度な材料を使い、複数回に分けて細かな型取りを行います。また、部分入れ歯の場合は、金属のバネ(クラスプ)を支えとなる歯にぴったり合わせるため、わずかなズレも許されません。
こうした手間を惜しまず仕上げることで、装着したときの安定感や違和感の少なさに繋がっていくのです。

当院の提供する入れ歯
(義歯)の種類

ノンクラスプデンチャー自費診療

特殊な樹脂技術により、従来の金属バネを使用しない新しい設計の入れ歯です。歯ぐきに近い色調で作られるため、装着時の違和感が少なく、審美性に優れています。金属アレルギーの方にも安心して使用いただける選択肢として注目されています。柔軟性のある素材を使用することで、装着感も快適です。

費用
88,000~275,000円
(税込)
治療期間/回数
1ヶ月/4回

メリット

  • 金属を使用しないため、見た目もよく金属アレルギーの心配がない
  • 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できる

デメリット

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合がある
  • 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方は使用できない

金属床義歯自費診療

特殊合金の採用により、強度と薄さを実現しているのが金属床義歯です。口腔内での安定性に優れ、食事の温度も自然に感じられます。耐久性が高く、長期使用でも形状が安定している点が特徴です。違和感が少なく、快適な装着感を実現しています。

費用
385,000円(税込)
治療期間/回数
1.5ヶ月/5回

メリット

  • 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できる
  • 覆う範囲を少なくできるため、違和感が少ない
  • 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛める
  • 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになる

デメリット

  • 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
  • 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性がある
  • 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合がある

入れ歯(義歯)の手入れ
方法とメインテナンス

毎日のお手入れ

毎食後の清掃

  • 入れ歯を外して流水で軽く洗い、専用のブラシで食べ物のカスや汚れを取り除きます。このとき、洗面台にタオルを敷いたり水を張ったりして、落としても割れにくい環境を作ると安心です。

入れ歯専用ブラシでブラッシング

  • 柔らかい入れ歯用ブラシを使い、全ての面を丁寧にお手入れしてください
  • 一般的な歯磨き粉は研磨力が強く入れ歯を痛めるため使わないようにします

洗浄剤の使用

  • 専用洗浄剤を溶いた液体に入れ歯を浸し、汚れや菌を取り除いてください
  • 清潔を保つため、1日に1度は必ず洗浄剤でのお手入れを行います

治療後の生活の注意点

入れ歯を快適に使うためには、治療後の生活習慣に注意が必要です。まず、食事は柔らかいものから始め、慣れてきたら徐々に硬いものに挑戦しましょう。無理に硬い食べ物を噛むと、入れ歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。また、入れ歯は毎日取り外して丁寧に洗浄し、清潔に保つことが重要です。専用のブラシと洗浄剤を使い、食べかすや汚れをしっかり除去してください。さらに、定期的に歯科医院でチェックを受け、入れ歯の調整やお口の健康状態を確認することも大切です。日々のケアと専門的なメンテナンスで、入れ歯を長持ちさせ、快適な生活を維持しましょう。

よくある質問

Q
初めての入れ歯は違和感がありますか?
A

最初は違和感がありますが、時間と調整で馴染んでいきます。

Q
入れ歯が壊れた場合、修理はできますか?
A

はい、修理可能です。状態に応じて対応いたします。

Q
部分入れ歯と総入れ歯、どちらを選べば良いですか?
A

歯の残存状況により最適な選択をご提案します。カウンセリングで詳しくお伝えします。