Implant
インプラント
Implant

インプラントとは
歯を1本失うと、ほかの歯に負担がかかって連鎖的に失ってしまったり、様々な食材をよく噛んで食べることができなくなったりする恐れがあります。将来の健康を考え、歯を失ったら補う治療を受けましょう。インプラントは、残りの歯に負担をかけにくい治療法です。
インプラントは人工歯根と人工歯で構成されており、天然歯と同じように顎の骨を支えに固定されます。人工歯根は骨と結合しますから、天然歯に近い力強さで噛むことができます。ブリッジや入れ歯と違うところは、ほかの歯を支えとして使わない点です。結果としてほかの歯を長持ちさせることにつながります。
インプラントは単に人工の歯を1本作る治療ではありません。噛み合う相手となる歯の状態も調べ、お口全体として調和が取れた噛み合わせにすることが、当院のこだわりです。見た目の自然さも追究します。治療は歯科用CTを使った精密な診査診断に基づき、慎重に進めます。
当院のインプラント治療

当院では長年にわたり、インプラント治療の研鑽を積み、数多くの症例を手がけてまいりました。インプラント治療を成功に導くためには、残っている歯との調和、対合歯(噛み合う相手の歯)との関係、顎全体のバランスなど、口腔内全体を総合的に診断することが欠かせません。
治療計画の立案にあたっては、最新の歯科用CTを活用し、顎の骨の厚みや神経の位置を三次元的に把握。この精密な診査により、手術のリスクを最小限に抑えているのが当院の強みです。手術後のアフターケアについても、定期的なメインテナンスプログラムを用意し、インプラントの長期安定を図っています。
- 費用
- 440,000円(税込)
- 治療期間/回数
- 3~6ヶ月/5~6回
メリット
- 1本単位で埋入できるので、他の歯を削る必要がありません
- まわりの歯の予防につながります
- しっかりと噛むことができます
デメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 外科手術が必要になる
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
- 術後も定期的なメインテナンスが必要です
ストローマン製の
インプラントを使用しています
当院が採用しているストローマン社は、スイスに本社を置く世界的なインプラントメーカーです。大きな特徴は、独自の表面処理技術にあります。通常より早期に骨との結合(オッセオインテグレーション)が得られるので、治療期間の短縮が可能となり、患者様の負担軽減につながります。世界中で蓄積された膨大な臨床データに基づく安全性と、長期的な予後の良さから、患者様に自信を持ってお勧めできるインプラントシステムです。
インプラントの寿命を
左右する要因
-
口腔ケアの習慣
天然歯と同様に、インプラント周囲にもプラーク(歯垢)が付着します。これを放置すると、インプラント周囲炎という歯周病に似た炎症が起こり、最悪の場合インプラントの脱落につながります。
-
定期的な歯科検診
3~6ヶ月ごとの定期検診では、レントゲン撮影による骨の状態確認、噛み合わせのチェック、専門的なクリーニングを行います。定期的なプロフェッショナルケアは、インプラントの寿命を大きく左右する重要な要素といえます。
-
噛み合わせの状態
インプラントは天然歯と異なり、歯根膜というクッションがないため、過度な力が直接骨に伝わります。不適切な噛み合わせは、インプラントや周囲の骨に過剰な負担をかけ、トラブルの原因となります。
-
生活習慣
喫煙は血流を悪化させ、インプラント周囲の骨や歯茎の健康に悪影響を及ぼします。糖尿病などの全身疾患も、感染リスクを高める要因となります。そのため健康的な生活習慣を心がけてください。
歯を失ったときの
その他の治療
入れ歯治療

入れ歯は、歯を失った際にその機能と見た目を補うための治療法です。当院では、患者様一人ひとりのお口の状態や生活スタイルに合わせた最適な入れ歯を提案しています。噛みやすさや装着感、見た目の自然さを大切にし、精密な診査・診断のもとで丁寧に製作します。
初めての入れ歯をお考えの方はもちろん、現在お使いの入れ歯に不具合を感じている方の調整や作り直しにも対応します。また、使用後のメインテナンスやお手入れ方法についても丁寧にアドバイスします。
よくある質問
-
Q
年齢制限はありますか?
-
A
成長途中のお子さまには、インプラント治療を行うことができません。早くても、骨の成長がほとんど終わる16歳からです。逆に、年齢の上限はなく、医学的・解剖学的な条件が合えばどなたでも治療を受けることができます。
-
Q
手術に痛みはありますか?
また、手術後は腫れますか? -
A
手術時には局所麻酔を施しますので、痛みはあまり感じません。ただし、手術後には痛みや腫れが出ることがあります。痛みや腫れは長引くわけではなく、抜歯した時と同じくらいだとお考えください。
-
Q
治療期間はどれくらいかかりますか?
-
A
治療期間には個人差があります。多くの場合は、まず人工歯根が顎の骨と結合するのに約1~2ヶ月(状況によっては6ヶ月)かかります。そして、その約1ヶ月後に、最終的な人工歯を装着して治療が完了します。
-
Q
どのくらい持ちますか?
-
A
インプラントは天然歯とよく似た構造をしているため、正しくお手入れすればかなり長い期間にわたってお使いになれます。同時に、天然歯に近いために、お手入れを怠ればインプラント周囲炎という歯周病のような病気になることもあります。定期検診と日頃のケアを継続し、できるだけ長持ちさせましょう。